「スマホ料金が高すぎる…」
「格安SIMに乗り換えたいけど、よく分からなくて不安…」
最近、月額料金が数千円安くなると話題の「格安SIM(MVNO)」。
魅力は十分に感じているけれど、「本当にちゃんと使えるの?」「何か落とし穴があるんじゃ…?」と、二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか?
実は、格安SIMにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
しかし、それぞれにちゃんとした“回避法”があるので、知ってさえいればまったく問題ありません!
この記事では、格安SIMに乗り換える前に知っておきたい落とし穴と、その対策方法をわかりやすくご紹介します。
失敗や後悔を防いで、安心して格安SIMデビューを果たしましょう!
落とし穴①:通信速度が遅くなることがある
格安SIMでよく耳にする不満のひとつが「通信速度が遅い」という声です。
特にお昼休み(12~13時)や、夕方の帰宅時間帯(17~19時)など、多くの人がスマホを使う時間帯には、速度が落ちやすい傾向があります。
これは、格安SIM会社(MVNO)が、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアの回線を一部だけ借りてサービスを提供しているため。回線が混雑すると、どうしても速度に影響が出てしまうのです。
✅回避法:速度の安定した会社を選ぶ
全ての格安SIMが「遅い」わけではありません。通信設備や最適化技術に力を入れている会社では、ピーク時でも比較的安定した速度を保っているところもあります。
例:IIJmio、mineo、NUROモバイル(NEOプラン)など
→ 利用者の声や、第三者による速度測定結果を事前にチェックしておくと安心です。
落とし穴②:キャリアメールが使えなくなる
大手キャリアで使っていた「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールは、格安SIMに乗り換えると基本的に使えなくなります。
長年使っていたアドレスで登録したサービスが多かったり、連絡先が多い場合、「通知のやり直しが大変そう…」と感じる人もいるでしょう。
✅回避法:330円で“持ち運び”できるサービスがある!
実は2021年から、大手キャリア各社が提供している「キャリアメール持ち運びサービス」を使えば、月額330円で今までのメールアドレスをそのまま維持できます。
- ドコモ:ドコモメール持ち運び
- au:auメール持ち運び
- ソフトバンク:メールアドレス持ち運び
これを利用すれば、格安SIMに変えても「いつものメールアドレスで受信・送信できる」ので、通知のし直しやアドレス変更の手間も大幅に減らせます。
補足:GmailやYahooメールなどのフリーメールへの移行もおすすめ
今後のことを考えて、思い切ってフリーメール(Gmailなど)に移行しておくと、キャリアに縛られず自由に乗り換えできるようになります。
落とし穴③:店舗サポートが少ない
大手キャリアでは、何かあれば店舗に行ってすぐに相談できるのが安心ポイントのひとつ。
一方で、格安SIMの多くはオンライン申込み&サポート中心のため、「困った時に誰に相談すれば…?」と不安を感じる方もいます。
✅回避法:サポート体制が充実した事業者を選ぶ
格安SIMの中には、電話・チャットサポートがしっかりしている会社や、実店舗を展開しているところもあります。
- mineo:電話&チャットサポートが充実、コミュニティも活発
- イオンモバイル:全国のイオン店舗で対面サポートが可能
- UQモバイル/ワイモバイル:大手サブブランドでサポート品質◎
「店舗対応がどうしても欲しい」という方は、サブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)を選ぶのも安心です。
落とし穴④:初期設定(APN設定)が必要
格安SIMは、SIMカードをスマホに入れただけではすぐに通信できないことが多く、
androidであれば「APN設定」
iphoneであれば「プロファイル設定」
という初期設定が必要です。これに不安を感じる方も少なくありません。
✅回避法:設定ガイドが充実している事業者を選ぶ
多くの格安SIM会社では、機種別に詳しい設定手順書(画像付き)を用意しています。動画マニュアルを公開しているところもあり、手順通りに進めれば5分ほどで完了します。
また最近は、「eSIM(イーシム)」を選べば、SIMカードの差し替えも不要で、プロファイルをインストールするだけで即利用可能なケースも。
初心者こそ、eSIM対応のプランを検討する価値があります。
落とし穴⑤:すべてのスマホで動作するとは限らない
SIMフリースマホだからといって、どんな端末でも完璧に動作するとは限りません。
特に「音声通話」「SMS」「テザリング」など、細かな機能に影響が出る場合もあります。
✅回避法:動作確認端末一覧を事前にチェック!
各社の公式サイトには「動作確認端末一覧」が掲載されており、どの端末で使えるか・どの機能が対応しているかが明記されています。
中古スマホやSIMフリーモデルを使う場合は、必ず確認してから申し込みましょう。
落とし穴⑥:タイミングによって違約金が発生することも
格安SIMへの乗り換えには、「MNP(番号そのまま)転出」の手続きが必要になります。
この際、キャリア側の解約タイミングによっては、違約金や端末残債が発生する可能性があります。
✅回避法:契約内容を確認し、ベストなタイミングを選ぶ
- 契約更新月かどうかをマイページで確認
- 端末の分割払いが残っているかをチェック
- 「MNP予約番号」取得前に料金面を確認しておくと安心
また、最近は違約金制度が緩和されており、解約金0円・分割払いの継続可能なケースも増えています。自分の契約がどうなっているかを事前に調べておくのが大切です。
まとめ:落とし穴は“知っていれば”怖くない!
格安SIMにはたしかに注意すべき点がいくつかあります。
しかし、どれも事前に知って対策しておけば、デメリットではなく「特徴」として受け入れられるものばかりです。
そして何よりも、月額1,000〜2,000円台でスマホが使えるという大きなメリットは、それを上回る魅力です。
今のスマホ料金にモヤモヤしている方は、ぜひこの機会に格安SIMを検討してみてくださいね!