メインで格安SIMを使っている人は全体の9.1%
スマホ料金を抑えたい人にとって、MVNO(格安SIM)の存在は欠かせません。大手キャリアに比べて料金が安く、プランの選択肢も豊富なのが魅力です。
2025年2月に発表された最新調査によると、MVNOの市場シェアは全体の9.1%。ユーザーの数は大手キャリアに比べてまだ少なめですが、その分、サービスの個性が際立ってきています。
利用率トップは「OCN モバイル ONE」だが…新規受付は停止中
MVNOの中で最も多くの人に使われているのは、「OCN モバイル ONE」。
全体の17.1%のユーザーが利用しており、長年にわたって高い人気をキープしています。
ただし注意点として、OCN モバイル ONEはすでに新規契約の受付を停止しており、今から新しく申し込むことはできません。同じく「楽天モバイル(MVNO)」も新規受付を終了しており、今後は新たな契約者が増えることはなさそうです。
それでもランキング上位にいるのは、すでに契約している既存ユーザーが多く、継続して利用しているためと考えられます。
以下、人気MVNOの利用率トップ3をまとめました。
サービス名 | 利用シェア | 新規受付 |
---|---|---|
OCN モバイル ONE | 17.1% | ❌ 停止中 |
mineo | 14.4% | ✅ 受付中 |
IIJmio | 13.9% | ✅ 受付中 |
満足度&おすすめ度(NPS)が高いのは?
いくらシェアが高くても、「満足度」や「友人にすすめたいか(NPS)」が低ければ本末転倒。
そこで各社のスコアもチェックしてみましょう。(TOP3)
サービス名 | 満足度スコア(1,000点満点) | NPS(おすすめ度) |
---|---|---|
日本通信SIM | 808pt | +12.7 |
OCN モバイル ONE | 769pt | -21.3 |
mineo | 760pt | -7.3 |
ここでも「日本通信SIM」が際立っています。
唯一、NPSがプラス(+12.7)という結果になっており、実際に使っている人からの評価がとても高いことがわかります。
いま選ぶならどのMVNO?
「OCN モバイル ONE」や「楽天モバイル(MVNO)」は人気ですが、新規契約ができないため、今からMVNOを検討している人には、別の選択肢が現実的です。
今から申し込むなら、以下のように目的に応じて選ぶのがよさそうです。
- コスパ重視&評価が高い → 日本通信SIM
- 安心のサポートや柔軟なプラン → mineo や イオンモバイル
- eSIMやデュアルSIMに対応 → IIJmio
- テレビ・インターネットとまとめたい → J:COM MOBILE
まとめ
MVNOは年々進化しており、通信品質やサポート体制も改善されています。最近では「サブ回線として使う」「仕事用とプライベート用で分ける」といった使い方も増えています。
今回の調査結果からもわかるように、「安いだけ」ではなく「満足度が高い」MVNOを選ぶことが大事。
特にこれから契約を検討している人は、新規受付状況にも注意しながら、しっかり比較検討するのがおすすめです。
出所:MMD研究所(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2419.html)